英才教育課題解説

こどもの英才教育【gifted-child】の解説集です!

《 問題解説1》学校に誰もいない理由を考えよう!

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いつものように学校に行ったのに、誰もいない学校。

何が起きたのでしょうか。

 

この問題は、普段の生活の中で起きた突発的な出来事に対して、どのような可能性があるか考える課題です。

 

解説では、この問題に対する論理的な解答を大きく以下の2つのケースから例を挙げて説明しています。

 

1つ目は【学校が休みになった場合】です。学校が休みになった場合の考えられる具体的な例としては、「竜巻」や「台風」、「地震」などの災害や、「その他の激しい気象現象」による学校の臨時休業です。または学校周辺で起きた事件や事故の為に学校が臨時休校をしている事も考えられるでしょう。臨時休業になった連絡が遅れたり、連絡が伝わらなかったりした為に、自分だけが学校に行った可能性もあるでしょう。

 

2つ目は【今日はもともと授業のない日だった】場合です。その具体的な例としては、「全校の課外活動で学校に誰もいなかった」、「転校してきたばかりで道を間違い、今日が休みの、隣の学校に行ってしまった」、「今日から夏休みだったが、忘れていた」、「今日は休日だった」、「そもそも全て夢だった」などの、様々な可能性があります。

 

この問題に対する解答は、以上で挙げた解答例以外でも様々な答案が考えられます。その解答を正しく評価する為には、以下の2つの基準に照らし合わすのが有効です。

 

先ず1つ目は、「可能性」です。どんなに希薄な可能性でも少しの可能性でもあれば、その解答は素晴らしい解答として褒めて下さい。どんなに小さな可能性でも、判断基準によっては大きな可能性として成り立つ事もあります。可能性に対する気づきを高く評価する事で、型にはまらない柔軟で斬新な思考能力の基礎が固まる事でしょう。

 

2つ目の評価基準が「論理性」です。子供が考えた解答の理由・根拠が、論理性があると判断できる場合、高く評価して惜しまずに褒めて下さい。結論に対する理由と根拠のある答えを多く出せば出すほど、論理的思考の働かせる習慣が身に付きます。自らの論理的思考が高く評価された成功体験を持つことで、高い思考能力を築く基礎となります。

 

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